マスクを付ける看護師のメイク崩れ対策

看護師は衛生管理を徹底するため、仕事中は常にマスクを付けることが常態化しています。その一方でマスクによるメイク崩れは身だしなみに気を配る看護師にとっては大きな問題です。マスクを付けることで生じるメイク崩れは大別するとマスクの生地が触れることによる剥がれ、呼吸によって籠った湿気による溶解、スキンケアを怠ったために生じる乾燥が引き起こす剥がれがあります。いずれの場合もマスクの長時間使用が根本的な原因ですが、看護師の仕事にはマスクが欠かせないため、マスクを使わないという選択はできません。メイク崩れを防ぐためにはメイクの方法を工夫し、肌の健康状態を良好に保つことが重要と言えるでしょう。

メイク崩れを防ぐためには肌の潤いを保つことが何よりも重要です。乾燥して弾力性が失われた肌はメイクが剥がれやすいため、まずは入念な洗顔と化粧水による保湿を徹底します。メイクを施す肌を健やかにするのがメイク崩れを防ぐ必須条件と言っても過言ではありません。また、メイクの方法にも注意する事が必要です。汗でメイクが溶けるからと言って分厚く塗るのは逆効果で、メイクの層で熱が籠り、却って発汗量が増えてしまう原因になります。汗によるメイク崩れを防ぐにはむしろ薄く塗るのが効果的で、さらに汗に溶けにくい成分を含んだ化粧品を選ぶことも重要です。マスクの付け方については鼻や口元にすき間が生じるとそれだけずれやすくなるので、ぴったりと密着させることを意識します。自分の顔に丁度良いサイズのマスクを選ぶことは、メイク崩れを防ぐだけでなく、飛沫感染の予防にも効果的です。